文化支援番組 真如苑

 ■ 1月放送


1月 7日(土曜日) 22:00〜22:30

Edge2 今を、生きる。 漆芸家・下出祐太朗 昇華する詩魂

1200年の歴史を持つ、わが国の伝統工芸・蒔絵。その芸術性は言うに及ばず、自然に負荷をかけない「永続性」に満ちた特質は世界に誇れるものである。この伝統芸術をひとすじに究め続ける蒔絵師がいる。下出祐太郎。京都で、祖父から三代続く「下出蒔絵司所」を営み、即位の礼や大嘗祭の神祇調度蒔絵、伊勢神宮式年遷宮神宝蒔絵なども手がけた職人/作家である。この伝統工芸の技法とともに「つくりだす楽しみ」を後世に伝えんと、京都伝統工芸大学校で教鞭をとる下出は、二度にわたりH氏賞候補作を著した詩人でもある。「100年後に笑われることのないような仕事」を常に追求し、伝統の世界に生きる下出の姿と作品から、未来の日本に「遺すべきものとは何か」を見つけてゆく。


1月14日(土曜日) 21:30〜22:30

行基・仏とともに民衆にあり 〜霊木化現仏とは〜(仮)

仏教がわが国の国策の根幹へと発展した八世紀に活躍し、今でも尊崇の念を集める僧侶、行基(668〜749)。東大寺の大仏造立で有名だが、同時に灌漑工事や橋梁建設など庶民のための社会事業に精力を注いだ人物でもあった。民衆の拠りどころとなる寺院を建立し、彼らの心の支えとすべく仏の姿を彫ったと伝えられる、僧侶であり仏師であった行基。波乱に満ちたその人生をひもときながら、秘められた人物像に迫る


1月21日(土曜日) 21:45〜22:30

Edge Special 新しき美を求めて 詩人・西脇順三郎

昭和八年、日本の詩の世界を大きく揺るがす一冊の詩集が発表された。『Ambarvalia(アムバルワリア)』。日本の「近代詩」はこの詩集の発刊を起点として「現代詩」へと生まれ変り始める。著者・西脇順三郎は英国留学中に処女詩集『Spectrum』を英語で発刊したほどの語学の天才であったが、その詩の根源は単なる語学力ではなかった。「日本の詩」を全く新たに書き換えた西脇の生涯をたどる。


1月28日(土曜日) 22:00〜22:30

アタラシイキズナ 金の卵ふたたび〜父と子の交差点

息子が演出した大学の卒業制作の舞台を見に行ったのがきっかけで演劇の世界に足を踏み入れた父親。それは会社をたたんで、さてどうしようかと考えていた時期だった。目の前には「どうしようもなさ」を表現する道しるべとなった息子の姿があった。この日、金の卵と言われ集団就職で東北から上京し真剣に生き、築いてきたものが崩れて消えた。父親は自叙伝ともいうべき脚本を書き上げる。そして、息子は自分の知らない時代を描く父親の脚本を演出する。父親によって自分の知らなかった時代(父親の生きた時代)を知る息子。息子によって新しい道を見つけた父親。今回は、父子という当たり前の関係の上に演劇を通して生まれる新しい絆を描く。


※番組内容は変更する場合があります。


 ■ 「Edge 未来を、さがす」

 時の詩人と映画作家を映し出すアート番組。
 多様化する価値観のなかで、若者のアイデンティティーが揺れ動き、生きることの意味が見出しにくい時代。こうした
 時代の危機にどう対応するのかを、映像と言葉の表現活動の最先端を行く、映像作家と詩人たちの姿のなかに探る。
 「自分とは誰か」「どのように生きるべきなのか」を芸術活動を通して問いかける。
 詩では吉増剛造をはじめ、城戸朱理、和合亮一など、高い評価を受ける詩人たちが出演。彼らが朗読する姿とともに
 詩が生まれるまでの詩人の日常生活を映し出す。
 映画作家ではジャン・ピエール・ゴラン、青山真治、諏訪敦彦などに多彩な映像創作活動を続ける、宮岡秀行監督
 (スタジオ・マラパルテ主宰)が密着リポートする。


Edge公式ホームページ  http://www.edgeofart.com 




 ■ 「Edge2 今を、生きる」

 価値観が多様化し、不安に覆われた現代。この危機(Edge)の時代を生き抜くための具体的な方法は、はたして
 あるのか。人間が生きる上で直面せざるをえない人生の問題の諸相を、さまざまなジャンルの先端で活動を続ける
 出演者に問いかけ、その答えを探って行く。各ジャンルの「表現者」たちは現実の問題にどのように向かい合い、
 その視点を表現に向けてどのように方向付けているのか。彼らの日常生活での在り様から、生活の上での実践を
 提示して行く。


アタラシイキズナ 真如苑

 ■  アタラシイキズナ


 人と人。人と街。これまで生きてきた社会には感じることが出来なかった「キズナ」を求める若者達の姿を描く新た
 なシリーズ。第1回目に登場するのは、東京世田谷の街で、大正時代に建てられた住宅を“アジト”と呼んで拠点に
 している「設計局チョリス」のメンバー。若き設計士である彼らは、この地で街や家という「場」に根ざし、またそこへ
 新たな風を吹き込みながら、予め与えられた共同体とは別の「繋がり」を仲間とともに創り上げている。